ご無沙汰しております。
就活が完全に終わって以来、毎日朝から朝までゲームしてました。
結構いろんな作品をクリアしたので、数日間そのレビューをしていきたいと思います。
今回レビューするのは「ペーパーマリオ オリガミキング」です。
結論から言うと本当に面白かったです。
今回はプレイした感想を、良かった点を中心に紹介したいと思います。
(ストーリー大筋とはあまり関係のない若干のネタバレを含みますので、お気を付けください。)
目次
良かった点
キャラ同士の掛け合い・小ネタが面白い
今作のギャグのセンスが自分にすごく刺さりました。
ゲーム中のテキストで何度も笑ったのは、このゲームが初めてかもしれないです。
もうやりたい放題や #ペーパーマリオ #オリガミキング #NintendoSwitch pic.twitter.com/pditc7fwTY
— コガネ (@Kokintamadekao) July 24, 2020
他作品のサムスのコスプレをしたら散々に言われたり、
何を見せられてるんや #ペーパーマリオ #オリガミキング #NintendoSwitch pic.twitter.com/qPTPpRDSuD
— コガネ (@Kokintamadekao) July 23, 2020
何の脈略もなく急にダンスシーンが始まったり、
他にもマリオがオタ芸をしたり、ディスコで踊ったり、唐突にクイズ番組が始まったり、とあるキャラがGに変身させられたり、とあるキャラがハサミで切り刻まれたり....
マリオとは思えないネタを数えきれないほどブッこんで来るので、テキストを読むのが苦手な筆者でも会話を読み進めるのが非常に楽しみでした。
小ネタの量が本当にエグイです。
特に今回のサブ主人公のオリビアが非常にいいキャラをしていました。
表情豊かな天然キャラで、その発言に何度も笑わされました。
全ての発言・動作が面白くて可愛いので、すぐ好きになると思います。

紙で表現された世界観の作りこみ
今作の敵は自我を失ったオリガミ兵なのですが、そのデザインがめちゃくちゃ秀逸です。
表面の折り目だけでなく、チラッと見える裏面の白紙部分なども表現されています。
多分、実際にオリガミで作った時をそのままモデリングしているんだと思います。
敵本体のデザインだけでなく火の玉やハンマーなどの攻撃手段までもがオリガミで出来ています。
今作は一貫して、ペラペラ=味方、立体物=敵で統一されています。
そのため、同じマリオキャラクターでも瞬時に攻撃すべきかどうか判断できます。
これはノコノコが崇める亀の神様。カッコよすぎる。
敵だけじゃなくフィールドのデザインも素晴らしいです。
小道具1つ1つがこのようにしっかりとしたぺーパークラフトになっています。
また、紙の種類の使い分けもグッときました。
和風のステージでは和紙のような材質の紙で柔らかさを表現しており、
砂漠の古代遺跡のステージでは段ボールのような材質の紙でゴツゴツ感を表現しています。
ミニチュアで全部実際に作ってるんじゃないかと思うくらいとにかくデザインが細部まで素晴らしいです。
本編クリア後にギャラリーで制作資料が見られるのですが、これを眺めてるだけで2時間くらい経っていました。

ボス戦がいろんな意味で面白い
文房具の攻略法
皆さんは色鉛筆の倒し方を考えたことはありますか?
何言ってるかわからないと思いますが、今作のボスは擬人化も何も施されていないガチ文房具です。
一例として、このイロエンピツの倒し方を軽く説明します。
このイロエンピツはケースが本体で鉛筆がミサイルになっています。
ケースの外側は硬くて攻撃が通らないので内側の白いプラスチック部分を攻撃したいのですが、内側を攻撃しようとするとすぐに蓋を閉められてしまいます。
なので、まずは背後から不意打ちで蓋を殴り、わざと蓋を閉めます。そうするとミサイルが内部で暴発してダウンするので、その隙に強力な攻撃を内側に叩き込んで倒します。
どうでしょう、すごく面白そうじゃないですか???
「敵の特性に合わせて攻略方法を考える」というのはゼルダシリーズなどでも鉄板の手法ですが、
「現実世界の普段私たちが使っている物に対して攻略手法を考える」という発想は今までになく、とても新鮮で面白かったです。
このゲームをやってから筆者は生活の中の見るもの全ての物の倒し方を想像するようになってしまいました。
パズル×コマンドRPG
今作は戦闘システムが今までにない新しいものとなっています。
筆者の説明力では文だけで伝えられないため興味のある人はこちらの方のプレイ動画を見てください。
簡単に言うと、制限時間内にパズルで行動コマンドを組み合わせて戦闘を行うシステムになっています。
詳しく説明すると、床をスライドさせて行動パネルをマリオに踏ませて移動、攻撃、回復などのコマンドで敵を倒します。
このシステムが個人的にすごく面白かったです。
最初は「簡単すぎでは…?」と思っていたのですが、杞憂でした。
ボスごとに「床を固定してスライドさせなくする」「パネルに罠を設置する」などの様々な攻撃で邪魔をされるので、
その都度パズルの解き方の方針を考える必要があり、適度なやりごたえがあってとてもいい戦闘システムでした。
文房具の特性ごとに、どんな攻撃をしてくるのかも見どころです。

フィールドの密度
筆者は箱庭ゲーが大好きなのですが、この作品も素晴らしい箱庭ゲーです。
フィールドには、セミ、白鳥、目玉焼きなど、、色々なものに折られたキノピオ君が所狭しと隠れています。
そのキノピオ君を見つけてハンマーで叩くことで元に戻して助けることができます。
助けたキノピオ君は戦闘中コインを払うことで助けてくれます。(無償で助けろや)
[任天堂HP]『ペーパーマリオ オリガミキング』公式サイトを更新しました。
「折られるキノピオ」映像を公開しています。https://t.co/gg0C05MTEg pic.twitter.com/Q7S5C4mDwN— 任天堂株式会社 (@Nintendo) July 30, 2020
このキノピオ君を探す作業が探索欲を満たしてくれます。
ゼルダのコログ集めや、マリオサンシャインの青コイン集めに似ています。
ユーモラスな場所や物に隠れていたりすることもあるので、見つけたときに思わず笑ったこともありました。
イマイチなところ
雑魚戦が正直面倒
ザコ敵との戦闘はボス戦の戦闘システムとは異なり、
パズルで敵を一箇所に集めて、ジャンプかハンマーで倒すことがメインです。
最初のうちは楽しかったのですが、基本的にずっと同じ作業なので飽きます。
さらに、今作はレベルの概念がなく、倒しても得られるものは役割の薄いコインなので、積極的にザコ敵と戦闘する必要がほぼないです。
ボス戦のシステムが面白かっただけに、通常戦闘が退屈なのは残念でした。
RPGではなく、ゼルダのような謎解きゲーだと思ったほうがいいです。
まとめ
プレイ前は正直あまり期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切られました。
GC以前のような正統派RPGではないため、賛否両論はありますが、間違いなく買って後悔しない良ゲーです。
前作とのストーリーの繋がりもなく、気軽に遊べるゲームで初心者救済措置も多数あるため、誰にでもおすすめできるゲームです。
実際にクリアした人から悪い評判は聞いたことがないです。
満足度は
10点中 8点
今筆者が一番勧めたいゲームです。是非やってみてください!
余談
クリア後、オリガミキングが面白すぎたので、
筆者は集められる限りのオリガミグッズを購入しました。
マイニンテンドーストア限定の紙袋風トートバッグ
マイニンテンドーポイント交換グッズのクリップとマグネット
さらには百均でオリガミグッズ500円分を購入して、
グッズを自分で作る始末
この方がいくつか折り方を考察してくれています。
お盆休みに入ったのでちょくちょくこれからブログ更新していきます。
それでは!