先日、龍が如く7をクリアしました。
プレイしてみて良かった点と悪かった点に分けてネタバレ無しで感想を述べます。
良かった点
ストーリーが過去最高クラスに面白い
今回のストーリー、良い意味でめちゃくちゃ長いです。
常に新しい展開があり、ダレることなく次の展開を楽しみにプレイできたためめちゃくちゃ面白いです。
伏線を回収していく終盤の展開にはとても爽快感がありました。

ファンの中では0のストーリーが最高傑作と言われていますが、
それを超えるくらい今作のストーリーは面白かったです。
一応ナンバリング最新作にはなっているので6をやってからの方が小ネタを理解できたのかな、と感じる節は多々ありましたが、
メインのゲーム体験に支障はないと思います。

それでも充分楽しめた
サブストーリーの質が高い
龍が如くといえば街中で発生するサブストーリーも魅力の1つです。
今までの如くシリーズのサブストーリーはどれも比較的に好きなのですが、今作は特にサブストーリーの質が高かったように感じます。
ホットな時事ネタであったり、バカバカしいパロディネタをぶち込んできたかと思えば、
普通に泣けてしまうような話を差し込んできたり…
ギャグとシリアスのバランスが良かったように感じます。
また、今作はサブストーリーを進めることで、デリヘル(デリバリーヘルプ)として助けた人々を召喚することができます。
その召喚演出がそれぞれ面白いため、それを見るためにサブストーリーをこなすモチベーションが維持しやすいです。

春日一番というキャラクター
今作は前作までと違い、主人公が桐生一馬から春日一番という人物に代わっています。
もとから主人公が代わることにさほど抵抗はなかったのですが、想像以上にこの主人公に感情移入出来ました。
前作までの桐生一馬は完全無欠の伝説の人物として描かれていました。
一方、今作の春日一番はまだ半人前のチンピラのような人物として描かれています。それによってプレイヤーが春日一番とともに成長していけるような感覚を味わえます。
良い意味で人間臭く、素直なキャラクターなので共感できる部分が多く、とても好きになれました。

会社経営が面白い
ストーリーを進めると会社経営が出来るようになるのですが、それが結構本格的で面白いです。
これを遊ぶことで働き手側の気持ちだけでなく、経営側の 気持ちを少しだけ意識できるようになりました。

悪かった点
ゲームシステム
発売前から物議を醸していた戦闘のRPG化ですが、個人的にはやはりイマイチに感じました。
心機一転でRPGにする事は悪いとは思わないのですが、テンポが悪くストレスに感じる箇所が多いです。
例えば、
- ターゲットに攻撃しに行くまでに別の敵に妨害される。それなのに味方は敵の攻撃を妨害してくれない。
- ターゲットを攻撃しに行くまでのモーションが長すぎる、それまでに障害物があると15秒くらいそこにハマることがある。
- 全体攻撃の数が少なすぎる。
- 体力だけ多くて攻撃力が低い敵が多いので只々時間だけがかかる。
- 過去作の地形を活かしたヒートアクションのようなものがほとんどない。
- 敵が多すぎてエンカウントを避けられない。
- 横浜のマップが広すぎる。一応タクシーでファストトラベルは出来るが、ロードに時間がかかるため結局移動に時間がかかる。
- 途中でとある敵と闘うが、負けイベントかと思うくらいそいつが桁違いに強い。普通にラスボスより強いのでラストが若干肩透かしに感じる。
のように全体的に爽快感が足りず、バランスが悪いように感じました。

リンチしているような気分になり、複雑だった
総評
物語としては抜群に面白いがゲームとしては惜しい。

ゲームバランスを改善するか過去作のようにアクションとしてリメイクしてまたいつか発売して欲しい。
10点中7点
主人公が一新されたことで、龍が如くをやったことがない人でも楽しめるので是非これを機に極道デビューしてみては?
詳しくは龍が如く7公式サイトで